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機織り(はたおり)の神様の伝説を生んだ夫婦岩です。
機具(機織りの道具)のような岩々からなっている所から名付けられました。
高さがそれぞれ、16メートルと12メートルの2つの岩が寄り添うようにあり、太いしめ縄で結ばれています。
伊勢の二見岩によく似ていることから、別名「能登二見」とも呼ばれています。
伊勢の二見岩は、高さ9メートルの岩が男岩、高さ4メートルの方が女岩に対して、能登の機具岩は、高さ16メートルの方が女岩、高さ12メートルの方が男岩なのです。
西向きに立っているため、能登の中でも屈指の夕焼けスポット。
まさに、神様が残した置き土産です。
1989(平成元)年から毎年行われている夜間のライトアップですが、2014年は夏期、冬期の実施を予定しています。
機具岩の物語
その昔、能登の地に織物の業を広めた、鹿島郡能登比咩(ひめ)神社の祭神である「渟名木入比咩命(ぬなきいりひめのみこと)」が、織機を背負って山越した折、途中で山賊に遭い、思わず織機を海中に投げたところ、こつぜんとしてそれが岩に変じたといわれています。
車で25分